実質賃金12カ月連続減、高市首相の財政後押し-衆院選は自民圧勝

  • 12月の実質賃金は0.1%減、市場予想に反し減少-名目は2.4%増
  • 25年の実質は1.3%減、4年連続減-マイナス幅は前年から拡大

物価変動を反映させた実質賃金は昨年12月に減少し、12カ月連続でマイナス圏にとどまった。物価高に賃金の上昇が追いつかない状況が続く中、衆院選で勝利した高市早苗首相の積極財政路線を後押ししそうだ。

  厚生労働省が9日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、「持ち家の帰属家賃を除く」消費者物価指数(CPI)で算出した実質賃金は昨年12月に前年同月比0.1%減だった。市場予想では0.8%増のプラス転換が見込まれていた。2025年の実質賃金は前年比1.3%減で4年連続減少。マイナス幅は前年(0.3%減)から拡大した。