1兆ドル規模のテック株急落、AIの射程に入る銘柄すべてを巻き込む

  • AIが企業のビジネスモデルを置き換えるとの懸念
  • アンソロピックの新ツール発表が市場警戒感を誘発
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

対話型人工知能(AI)「ChatGPT」が浸透して以降の3年間に、AIをきっかけとした株価急落は何度もあった。しかし、株式とクレジット市場に今週広がっている急落に匹敵するものはほとんどない。

  今回の急落が際立っているのは、そのスピードと幅広さだ。わずか2日間で、シリコンバレー全域の大小さまざまな企業の株式、社債、ローンの価値から数千億ドルが消えた。ソフトウエア株が震源地となり、iシェアーズのソフトウエア株上場投資信託(ETF)が追跡する銘柄の時価総額は、過去7日間でほぼ1兆ドル(約157兆円)減少した。