「中国で買い物」旅行ブーム、人民銀の人民元政策に新たな難題

  • 主要観光地では昨年、海外からの訪問者数が約40%増
  • インバウンド観光の活況が人民元高を後押し
Photographer: Andrea Verdelli/Bloomberg

北京の頤和園を散策し、上海の小籠包を味わう外国人旅行者の急増が、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の緩やかで秩序だった上昇を維持する取り組みを複雑にしかねない。

  公式統計によると、北京、江蘇、広東など主要観光地では昨年、海外からの訪問者数がそれぞれ約40%増加し、旅行関連の資金流入は2桁の伸びとなった。当局はさらに多くの観光客を中国本土に呼び込む方針を掲げており、この動きは人民元の一段高を促す可能性がある。人民元は10年以上で最長となる週間ベースの連続高を続けている。