中国投機マネーが招いた急変、金・銀相場の過熱崩壊までの舞台裏

  • 銀は30日に26%急落、過去最大の下げ-金は十数年ぶりの大幅安
  • FRB議長人事と利益確定が引き金、中国勢の売りが連鎖的に広がる

銀市場の歴史を振り返ると、価格が1オンス=40ドルを上回ることすら、昨年以前にはごく短期間に数回あっただけだった。ところが1月30日、20時間足らずで40ドル余り急落するのを、疲弊したトレーダーらは衝撃とともに見守ることになった。

  ここ数週間、金属市場のトレーダーは夜通し画面にくぎ付けになっていた。金から銅、スズに至る、あらゆる金属価格が需給ファンダメンタルズの重力から解き放たれたかのように急騰したためだ。背景にあったのは、中国の投機筋から流れ込んだホットマネーの波だった。