米国、2026年に初めて人口減の可能性-トランプ政権の移民政策が影響
- 出生数減少や高齢化による死亡増、純移民流入では相殺できない局面
- 米国勢調査局の2023年長期人口予測では、人口減少は2081年と推計
カリフォルニア州サンフランシスコで
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg米国が建国以来、一貫して持ち続けてきた強みの1つは、人材を引き寄せ、人口規模を拡大してきた点にある。だが、建国250周年を控え、トランプ米大統領の移民取り締まり強化をどこまで受け入れるのかが問われている中、米国は歴史的かつ経済的な節目を想定されていた時期より数十年早く迎える可能性が浮上している。有力とされる少なくとも1つの推計では、2026年に米国史上初めて実質的な人口減少が起きる可能性がある。
仮にその節目が今年起きなかったとしても、移民政策をめぐって立場の異なる専門家の間には共通認識がある。2期目のトランプ政権が、重要な転換点への到達を早めているという点だ。すなわち、出生数の減少や、米国生まれの人口の高齢化に伴う死亡数の増加を、純移民流入では相殺できなくなる局面だ。移民取り締まりが強まるほど、米国の人口は早期に頭打ちとなり、減少に転じる可能性も高まる。