ビットコインの「デジタルゴールド」神話に揺らぎ、資金は金属へ
- ビットコイン関連ファンドから1週間で3億ドル流出
- ドル安が警鐘、ディベースメント取引で金上昇も暗号資産は追随せず
金の延べ棒
Photographer: Damian Lemanski/Bloomberg暗号資産(仮想通貨)ビットコインを「デジタルゴールド」と有望視する見方が揺らいでいる。トレーダーは暗号資産から価格が急伸する金属に資金を移しており、かつて同資産のマクロ的魅力を支えていたストーリーが損なわれている。
こうした変化は価格動向だけでなく、資金の流れにも表れている。過去1週間で、貴金属関連ファンドには14億ドル(約2100億円)の新規資金が流入した一方、ビットコイン連動型ファンドからは約3億ドルが流出した。ビットコイン価格は約8万6000ドルまで下落する中、金スポット価格は1オンス=5500ドルを超え、銀も118ドルを突破した。ドル指数が4年ぶり低水準に沈み、地政学的緊張が高まったことが背景にある。