「訪日客疲れ」で揺れる観光政策、量から質へ-高市政権下で不透明感も

  • 30年に6000万人の目標は据え置きも、住民住民の生活の質維持に注力
  • 高市氏主導の戦略分野に「観光」なく、ショックを受ける業界関係者

観光政策が揺れている。訪日客(インバウンド)の急増で観光地周辺の住民の不満はくすぶっており、客数拡大一辺倒では限界が見えつつある。政府は今後5年の観光戦略の素案で6000万人の目標は維持しつつ、近隣住民の生活を守る姿勢を強く打ち出した。

  国土交通省の交通政策審議会観光分科会は30日、「第5次観光立国推進基本計画」の素案を示した。マナー違反などが問題になる中、観光客受け入れと住民生活の質の確保の両立に取り組む地域を2030年までに100カ所とする目標を新たに掲げた。