メルセデスCEO、ラトニック長官による米国への本社移転打診を退ける

  • ラトニック氏、1年前に税優遇など提示し本社移転を持ちかけ
  • トランプ政権の投資誘致、踏み込んだ働きかけが浮き彫りに

メルセデス・ベンツグループのオラ・ケレニウスCEO

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

メルセデス・ベンツグループのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は、ドイツから米国への本社移転をラトニック米商務長官から打診されたが、これを断った。自動車の発明にまでさかのぼる同社のルーツはドイツにある。

  ケレニウスCEOは独メディア「The Pioneer」とのインタビューで、ラトニック長官が約1年前に税制優遇などのインセンティブを提示し、本社移転を持ちかけてきたと明らかにした。ケレニウス氏はこれを辞退したものの、メルセデスはその後、スポーツタイプ多目的車(SUV)の生産をドイツから米アラバマ州タスカルーサにある既存工場に移管する計画を発表した。