異次元緩和に限界論、国債買い入れを巡り激論-15年下期・日銀議事録
- マイナス金利前夜、物価低迷も黒田総裁は基調着実に改善と成果強調
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日本銀行は28日、2015年7-12月の金融政策決定会合の議事録を公表した。マイナス金利政策に踏み切る直前の時期で、物価目標の実現が見通せない中、政策委員から異次元緩和の限界論も指摘されていた。
黒田東彦総裁(肩書は当時、以下同)が就任直後の13年4月に打ち出した大規模な量的・質的金融緩和政策(QQE)は、14年10月の追加緩和でも2%の物価安定目標を実現できないまま期限とした2年が経過。原油価格の下落や中国を中心とした新興国経済の減速もあり、消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)は0%付近で低迷していた。