日本国債の暴落、世界に波及-利回り急上昇でキャリートレードに異変
- 40年債利回りが4%突破、高市政権の財政拡大路線とインフレ定着で
- 米財務省も警戒、日本国債特有のショックが米金利に波及
Photo: Getty; Graphic: Bloomberg
日本国債が暴落し、世界の金融市場に衝撃を与えてから数日が経過しても、その急速かつ広範な動きに市場関係者はなお驚きを隠せなかった。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO=ピムコ)のファンドマネジャー、プラモル・ダワン氏は1営業日で利回りが0.25ポイントも急騰したことについて、「意味をよく考えるべきだ」と語った。
かつての日本国債市場では、利回りがこの程度動くのに数週間、時には数カ月かかるのが普通だった。21世紀に入ってからの大半を通じて、日本国債市場は極めて安定しており、金利は長らく底打ちした状態が続いていたため、世界の投資家にとって東京市場は安価な資金調達先であり、世界的な混乱時にも安定性を提供する存在と見なされてきた。