AIマネー争奪戦で見る、2026年のテック系ベンチャーキャピタル
- AI分野への大型資金流入が続く一方、評価過熱への警戒感も根強い
- 活発なIPO見込む、株式争奪の激化や投資手法のさらなる多様化も
AI分野への大型資金流入が続く一方、評価過熱への警戒感も根強い
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloombergブルームバーグでベンチャーキャピタル(VC)を担当するレベッカ・トーレンス、ナターシャ・マスカレンハス両記者にとって、シリコンバレーとスタートアップの世界を取材するうえで、今ほど興味深い時期はない。人工知能(AI)分野が急成長する中、これまで以上に大きな可能性とリスク、そして変化が同時に押し寄せているという。トーレンス、マスカレンハス両氏が注目する業界トレンドは以下の通り。
2025年後半には、AIが引き起こす市場崩壊への懸念が投資家の間に広がったが、それでも資金提供の手は止まらなかった。有力スタートアップは依然として、評価額を引き上げながら大規模な資金調達を行っている。アンソロピックは、評価額を3500億ドル(約55兆3700億円)以上に引き上げる方向で交渉を進めている。まだ初期段階にある企業も例外ではない。Humans&は、評価額44億8000万ドルで4億8000万ドルのシードラウンド(初期段階の資金調達)を行ったばかりだ。