日銀、円安進行に伴う物価上振れや経済への影響を一段と警戒-関係者

  • 円安継続なら今後の利上げペースを速める可能性も、今月は政策維持
  • 一層の円安進行、個人消費の影響など負の側面が意識される可能性も

日本銀行が円安の物価上振れや経済への影響に警戒感を強めている。来週の金融政策決定会合は政策維持が決まる見通しだが、一層の円安が今後の利上げペースを速める可能性も指摘されている。複数の関係者への取材で分かった。

  関係者によると、企業がコスト上昇を販売価格に転嫁する姿勢を強める中、円安進行はそうした動きを促す要因になりやすい。日本経済への影響は主体によってさまざまだが、個人消費が力強さを欠いており、円安に伴う食料品やエネルギーのさらなる価格上昇は負の側面が意識される可能性があるとの指摘も一部にある。