David Fickling, コラムニスト

日本に倣え、レアアース強硬策で中国離れ世界で加速

  • 磁石のサプライチェーン、中国の影響回避する施設が世界各地で始動
  • レアアースは中国が期待するほど地政学の手札として強力ではない

レアアース探査プロジェクトで、作業員が岩石サンプルを測定している(ブラジル)

Photographer: Victor Moriyama/Bloomberg

ハンマーを手にしていれば、あらゆる物がくぎに見えるだろう。地政学上、最も大きな影響力を発揮する手段として、高性能磁石やレアアース(希土類)の供給停止をちらつかせる中国は今、何であれ、たたきのめすべき問題として捉えている。

  台湾有事の可能性に言及した高市早苗首相の国会答弁に反発を続ける中国は先週、軍事用途の可能性がある全品目の対日輸出を即時禁止すると発表。この脅しの最も明白な標的は、ネオジムやプラセオジムを使って製造され、サマリウムやジスプロシウム、テルビウムといったより希少な元素も添加されるようになったレアアース磁石Bloomberg Terminalだ。