イランに迫る革命、勃発なら世界情勢は一変-権力空白を懸念する声も

  • トランプ大統領、イラン体制転覆に意欲か-軍事行動の選択肢も浮上
  • GCC諸国に広がる不安、体制崩壊より「知っている悪魔」の方がまし
イランの最高指導者ハメネイ師Photographer: Majid Saeedi/Getty Images Europe

イランでは連夜、デモ参加者が街頭に繰り出しており、同国政府が打倒される可能性が出てきている。実際にそうなれば、世界の地政学とエネルギー市場を一変させる重大な転機となり得る。

  最高指導者ハメネイ師の体制は、これまでも幾度となく抗議運動を乗り越えてきたが、2週間前に始まった今回のデモは拡大を続けている。一部報道によれば、週末には当局の脅しや過酷な弾圧にもかかわらず、数十万人が首都テヘランから国内各地の都市に至るまで街頭に立ったという。人口9000万のイラン全土に広がる抗議活動に対し、トランプ米大統領は声援を送っている。ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したばかりのトランプ氏はここ数日、イランへの軍事攻撃を繰り返し示唆しており、米国が再び体制転換に動き出したことをうかがわせている。