米経済の内向き志向、ドルの役割弱めユーロに好機-ECBレーン理事
- 世界の投資家、次善の国際通貨としてユーロ選ぶ可能性あると指摘
- 「ユーロ建て安全資産需要満たす手段ある」-共通債務に言及
ユーロ紙幣
Photographer: Tomohiro Ohsumi欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン理事は9日、トランプ米大統領の経済政策を受けて投資家がドルの保有を見直す中で、ユーロがポートフォリオ上でより大きな役割を担うようになるとの見通しを示した。
レーン氏はデンマーク・コリングでのスピーチで、米国経済は「内向き志向」が強まり、ドルの世界的なリスクに対するヘッジ手段としての役割弱体化につながると指摘した。これにより、欧州の投資家は「ホームバイアス」(国内資産への偏向)が強まり、世界の市場参加者は「次善の」国際通貨としてユーロを選ぶ可能性があると述べた。