トランプ氏が中国に攻勢、「ドンロー主義」始動で中南米から排除狙う

  • マドゥロ大統領の拘束作戦、ドンロー主義にとって大胆なデビュー戦
  • ベネズエラ、中国の権益がどう扱われるかの試金石-新たな火種も
ニューヨークのヘリポートに到着したベネズエラのマドゥロ大統領(1月5日)Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

トランプ米政権が先週、ベネズエラのマドゥロ大統領を首都カラカスの自宅から強引に連行したことは、中国の習近平国家主席に明確なメッセージを送ることにもなった。それは、南北米大陸を中心とした西半球に他の超大国の居場所はない、というものだ。

  世界最大の原油埋蔵量を誇り、中南米で唯一、中国と「全天候型戦略的パートナーシップ」を結ぶベネズエラに対し、米軍が急襲作戦を実行した。これは、トランプ氏が「ドンロー主義」と呼ぶ政策の大胆なデビュー戦でもあった。ドンローとは、19世紀に当時のモンロー大統領が南北米大陸での米国の優位性を確立したモンロー主義と、自身の名「ドナルド」を掛け合わせた造語だ。