トランプ氏掲げる「ドンロー主義」、なぜ西半球支配を再び目指すのか

  • 12月公表の国家安全保障戦略、モンロー主義を基礎に据える意向明示
  • モンロー主義の変遷とトランプ政権の強硬路線、西半球に再び焦点
1823年、クライド・デランドの絵画に描かれたジェームズ・モンロー(中央)と閣僚がモンロー主義について協議する場面Photographer: MPI/Getty Images

トランプ米政権は、19世紀の外交政策から着想を得て、対外政策を形成している。第5代ジェームズ・モンロー大統領が西半球を米国の勢力圏と宣言して以来200年以上が経過したが、このアプローチは「モンロー主義」として知られるようになり、現在の米国は自国の勢力圏での影響力を再び主張しようとしている。

  トランプ政権は昨年12月に公表した国家安全保障戦略で、モンロー主義を基礎に据える意向を明確に示した。その1カ月後、米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束した後、トランプ大統領は「西半球における米国の支配は二度と疑問視されることはない」と強調した。