世界最悪の国債市場、政府・日銀の供給増ショックで2026年も苦戦必至
- 来年度の市場へのネット供給額は約8%増、過去10年余りで最大に
- 日銀は粛々と買い入れ縮小、需給悪化で金利上昇続くと市場関係者
日本銀行
Photographer: Akio Kon/Bloomberg昨年のパフォーマンスが世界の主要債券市場の中で最悪だった日本は、2026年も苦難の1年が続く見通しだ。高市早苗首相の「責任ある積極財政」政策と日本銀行の買い入れ縮小による国債供給量の増加が市場にショックをもたらす。
ブルームバーグが日銀買い入れや償還額を踏まえ分析した結果、26年度の市場へのネット供給額は前年度比約8%増え、約65兆円に膨らむ見込み。これは過去10年余りで最大だ。金利上昇で国債の利払い費はかさむものの、経済成長を優先する高市政権は過去最大の来年度予算案を決定。一方、日銀は国債保有額を減らしており、民間投資家が消化しなければならない分は増える方向にある。