中国が台湾に軍事行動なら、米国のベネズエラ攻撃以上の代償も

  • ベネズエラ奇襲が台湾情勢に波及、国際秩序が変容
  • 「力こそ正義」強まる中国の認識、台湾有事の地ならしに

台湾周辺で中国軍が軍事演習を行う中、基隆港に停泊する台湾海巡署の艦艇

Photographer: Cheng Yu-Chen/AFP/Getty Images

トランプ米大統領によるベネズエラへの奇襲は、中国の習近平国家主席に対し、台湾に類似の攻撃を実施する前例になったのではないかとの議論を呼んでいる。ただ、どちらにせよ中国政府にとってのリスクははるかに大きい。

  トランプ氏はベネズエラに対して海上封鎖を実施し、マドゥロ大統領を電撃的に拘束したが、これは中国が台湾周辺で大規模演習を行ったわずか数日後の出来事だった。中国人民解放軍は、台湾の主要港湾や軍事基地、エネルギー供給網を包囲するシナリオを模擬した演習を実施したほか、台湾指導部への攻撃を想定した訓練も行っていた。