トランプ覇権に揺れる世界秩序-「力による支配」を正当化する時代

  • トランプ氏の姿勢は世界に衝撃を与えブラジルや中国などの批判招く
  • 脅威と見なす指導者の排除にどこまで踏み込む用意があるのかを示す

マドゥロ氏拘束後にフロリダ州の私邸「マールアラーゴ」で記者会見したトランプ大統領(1月3日)

Photographer: Jim Watson/AFP/Getty Images

ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束した米軍の急襲作戦は、米国の同盟国と敵対国の双方に明確なメッセージを送った。トランプ大統領には、独自の新たな世界秩序構想があるということだ。

  首都カラカス近郊の厳重に警備された軍事基地から、マドゥロ氏と妻が深夜の電撃作戦で連れ出され、ニューヨークの勾留施設に移送された後、トランプ氏は米国の国益と安全保障への脅威と見なされる指導者を排除するために、どこまで踏み込む用意があるのかを示した。