マスク氏ではなかった、2025年ハイテクニュースの主役は81歳のあの人

  • オラクルのエリソン会長、AIからハリウッドまで主要ニュースに登場
  • AI懐疑論と息子のメディア戦略、エリソン氏を振り回すリスク
左からトランプ米大統領、ラリー・エリソン氏、孫正義氏、サム・アルトマン氏(2025年1月21日)Photographer: Aaron Schwartz/Sipa/Bloomberg

2025年はホワイトハウスとの結びつきが強いハイテク業界の巨人が、メディアの注目を独り占めするのは確実と思われていた。しかし波乱の1年弱が過ぎてみれば、それはイーロン・マスク氏ではなく、ラリー・エリソン氏だったことが明らかになった。

  人工知能(AI)への熱狂(もしくはバブル)から、ハリウッドの巨額買収劇に至るまで、81歳のオラクル共同創業者エリソン氏が登場しない主要な経済ニュースはなかった。動画共有アプリTikTokを米国にとどめたいトランプ米大統領の意向に沿って、オラクルは同アプリ米国事業への出資も計画している。エリソン氏の資産価値はオラクルの株価に連動して浮き沈みし、現時点での純資産は2500億ドル(約39兆1000億円)弱で、世界で5位の資産家だ。