マスク氏、テスラのドア安全リスクを認識-それでも電気制御を要求
- ドア開閉方式巡る約10年前の協議、機械式を主張したエンジニアも
- アップル手本に簡素化追求するマスク氏が主導、コスト削減の狙いも
テスラの初の量産車「モデル3」の発表イベントで説明するイーロン・マスク氏
Photo illustration: 731; Photographer: Andrej Sokolow/picture alliance/Getty Images
米テスラの電動式ドアを巡っては、設計上の欠陥から所有者が締め出されたり内部に閉じ込められたりする可能性があると懸念され、米欧中3大陸の規制当局が安全性を調査している。こうした事態の根本にあるのは、10年近く前の同社の決定だ。
2016年初頭、テスラの設計・エンジニアリング担当のチームは、高級電気自動車(EV)というニッチなブランドから世界で最も価値ある自動車メーカーへと同社が変貌を遂げるための切り札として、大衆向けセダン「モデル3」の仕上げを急いでいた。だが、そこでドアの開閉方式を巡る問題に突き当たった。