波瀾万丈の米国株、6つのチャートで2025年を振り返る

  • S&P500種は4月、弱気相場入り寸前まで急落-トランプ関税で混乱
  • 企業利益見通しの底堅さを背景に回復、3年連続で2桁上昇達成の勢い

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株式市場にとって、今年は極端な値動きの1年となった。S&P500種株価指数は4月、トランプ米大統領が世界の主要貿易相手国・地域に上乗せ関税を発表すると弱気相場入り寸前まで急落。しかし、その後トランプ氏が方針を後退させると急反発し、6月下旬には人工知能(AI)を巡る熱狂を背景に、最高値更新を繰り返した。

  目まいがするような乱高下は、「恐怖指数」と呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー指数(VIX)にも表れている。包括的なトランプ関税が市場を恐怖に陥れる中、4月8日には50を突破。新型コロナ禍以来、かつ世界的な金融危機以降でもわずか2度目の水準に跳ね上がった。その後、トランプ氏が関税発動を3カ月延期すると急低下し、5月には20を下回った。現在もその水準にとどまっている。