植田日銀総裁が利上げ継続に意欲、中立金利議論は「肩透かし」

  • 適切なタイミングの利上げ判断、物価2%へのスムーズな着地に必要
  • 中立金利に関しては踏み込まず、過度に焦点が当たることを懸念
12月会合後に記者会見する日銀の植田和男総裁Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は19日の年内最後の金融政策決定会合で0.75%への利上げを決めるとともに、利上げ路線を継続する姿勢を明確にした。もっとも中立金利について踏み込んだ見解は示されず、市場は肩透かしを食った格好だ。

  植田和男総裁は会合後の記者会見で、2%の物価安定目標の実現が視野に入る中、「適切なタイミングで利上げ判断をすることが物価を2%にスムーズに着地させるために必要だ」と指摘。賃金が想定通りに上がれば基調的な物価は下がらないとし、物価に波及する動きが続けば「利上げが見えてくる」と政策正常化に意欲を示した。