「国宝」アカデミー賞の舞台へ、ソニーGの成長エンジンに実写映画が伏兵

  • 営業利益7割をエンタメで稼ぐソニーG、洋画・アニメに次ぐ3本目の矢
  • 国内で終わらない作品作り目指す、お手本はインド映画-仕掛け人
国宝の仕掛け人で、ミリアゴンスタジオ執行役員の村田氏Photographer: Jerod Harris/Variety/Getty Images 

ソニーグループのエンターテインメント事業のけん引役として、実写邦画という伏兵が現れた。音楽部門傘下のスタジオが手がけた映画「国宝」は、実写邦画として歴代首位の興行収入を記録。米アカデミー賞国際長編映画賞などで候補を絞り込んだショートリストにも残った。仕掛け人の1人で、同スタジオの村田千恵子氏は世界でも受け入れられる映画だと自信を見せる。

  歌舞伎役者として芸に身をささげた男性の一生を描いた同作は、国内での興行収入が173億円を超え、22年ぶりに過去最高を更新。配給する東宝の業績にも大きく貢献した。10月以降、台湾や韓国など海外市場でも公開が始まり、26年初めから全米で本格展開を予定する。