業界の救世主か後退か-BPオニール新CEO、化石燃料への揺るがぬ信念
- 再生エネ転換失敗、物言う株主-課題山積のBP再建託される
- トランプ政権下でエネルギー政策の分裂拡大-石油・ガス再び脚光
メグ・オニール氏が英石油大手BPのトップに急浮上した背景に、大きな迷いはなかった。石油業界の幹部が引き続き脱炭素の取り組みを迫られる中、オニール氏は、世界はまだ化石燃料に依存し続ける段階にあると主張してきた。
BPは19日、オニール氏を次期最高経営責任者(CEO)に任命すると発表した。BPでは社外人材のトップ指名は初めてで市場は驚いたが、この人事は単なるリーダーシップの交代以上の意味合いがある。再生可能エネルギーへの転換失敗、長年にわたる不安定な財務実績、アクティビスト(物言う株主)のエリオット・インベストメント・マネジメントによる石油・ガス事業への回帰を求める圧力で傷ついたBPの軌道修正を託されたのだ。