吉利、寧波に世界最大級の試験センター-高まるEV安全性への注目

  • 441億円投じ開設-高速衝突や気象条件など幅広い試験設備
  • 長引く価格競争で安全性軽視のリスク-テスラ、小米の事故も契機に
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国自動車メーカーの吉利汽車は、中国東部浙江省寧波に、世界最大級の自動車安全試験センターを開設した。電気自動車(EV)分野を中心に国際的な安全基準を作る上で、中国が存在感を高めようとする動きの表れだ。

吉利汽車の試験センターは、4.5ヘクタールの敷地に20億元(約441億円)を投じて建設された。同社の12日の発表によると、高速衝突試験からバッテリーやパワートレインの安全性評価まで、幅広い試験を実施できるように設計されていると発表した。全長約300メートルの屋内衝突試験トラックや、雨や雪などの気象条件を再現する2万8536平方メートルの風洞も備えているという。