中国インバウンド急減で関西観光に打撃、春節に懸念-日本人客回帰も

  • 岐阜県は脱中国客依存進む、国籍構成の多様化は都道府県ごとに差
  • 観光地や市町村のスタンスが変わる一つのきっかけに-識者

日中対立を背景とした中国人訪日客(インバウンド)の減少が続き、関西の観光業で影響が急速に広がっている。新型コロナウイルス禍前と比べ中国依存度は低下したものの、大阪府や兵庫県では依然として高く、地域経済への打撃は大きい。政治リスクの影響を受けにくい構造への転換が急務だが、国籍構成の多様化は都道府県ごとに差がつきつつある。

  「知り合いの不動産や旅行関係の人たちもみんな困っている」。大阪市西成区で民泊を運営する林伝竜さんは危機感を隠さない。所有する約80部屋の民泊では、年内までに600組、1000人以上の予約がキャンセルになった。中国からの観光客は全体の約半分を占め、収益への影響は大きい。