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トランプ氏の軽自動車称賛、「キュート」の裏に潜む矛盾
トランプ米大統領は、本人ならまず乗りそうもない小さな車にすっかり心を奪われたようだ。総重量10トンともいわれる装甲キャデラック「ザ・ビースト」に乗せられて移動する同氏が、日本の軽自動車を目にして「本当にキュートだ」と上機嫌に語ったのだ。その意外なまでの熱っぽさは、どこか不安になるほどだった。
この発言が飛び出したのは、前任者が掲げた燃費基準を骨抜きにする方針を発表する場であり、それ自体が滑稽だ。しかも皮肉なことに、自動車価格の高騰を抑えるとした大統領の約束が、実際にはいかに実現困難であるかを改めて浮き彫りにした。