給料は着実に増加しているはずなのに、実質賃金が示す生活改善の実感

  • 実質賃金は24年まで3年連続でマイナス、物価高が家計を圧迫
  • 政労使は実質賃金プラスの重要性に言及、1%上昇の定着目指す

給料はここ数年着実に増加しているはずなのに、生活は思ったほど楽になっていないー。そう感じている人は少なくない。食料品や光熱費、サービス価格などあらゆる物価の上昇が続き、家計に重くのしかかっているからだ。

  連合総研が先月公表したリポートでは、1年前と比べて物価が上がったとの認識が高水準で推移する一方、賃金収入の増加幅が物価上昇幅より小さいと回答した人の割合は6割を超えた。1年前と比べた現在の「暮らし向き」は、2011年以降最も低くなった前回4月調査からやや改善したものの、依然として低水準にある。