人口97%減のゴーストタウン、高校野球が救う-韓国・地方創生の軌跡
- 上東はタングステン鉱山が30年前に閉鎖、高校野球で町を再生
- ゼロからエリート選手養成プログラムを開発、一流の監督を招く
夏の終わり、韓国を横断するドライブは静寂に包まれる。海岸へと続く道ですれ違う車は数えるほどだ。幹線道路沿いには、古びたドライブインや、かつてのキャンプ場が点在している。
そうした韓国の地方にあって、江原道寧越郡の町、上東(サンドン)は活気に満ちている。半導体などに使われるレアメタル(希少金属)であるタングステンの鉱山が30年前に閉鎖され、苦境が続いてきた地域だ。町が再生したのは、高校野球のおかげだった。