キャビアもフォアグラも中国産、安さより付加価値重視で世界に浸透

  • 農家が高付加価値品を見つけ、高級市場に参入できるよう政府が支援
  • トリュフや和牛風ビーフなども-日本や欧州含め海外勢に危機感
Handling fish at a sturgeon farm.Photographer: Raul Ariano for Bloomberg Businessweek

シンガポールのマリーナベイを臨む高層ビル19階のレストラン「Vue」で、数十人のフードライターやSNSインフルエンサーが集まり、新しいキャビアの試食会が開かれた。

 テーブルに並ぶ缶には「Made in China」と誇らしげに記されている。提供されているのは、カスピ海沿岸などの伝統的な産地ではなく、中国産のキャビア「卡露伽(Kaluga Queen=カルーガクイーン)」だ。「芳香と豊かな海の風味が口いっぱいに広がる洗練の象徴」とシェフのチームは評価した。