超優良キーエンスに株主不満、金融資産拡大を問題視-高まる還元圧力

  • 決算説明会で還元巡る質問増加、もはや許してくれないとアナリスト
  • 最高益期待でも株価は不調、以前の評価求めるなら財務戦略磨く必要

高収益・高収入で日本を代表する超優良企業のキーエンスにもコーポレートガバナンス(企業統治)改革の波が押し寄せている。現預金など増え続ける金融資産に株主の不満がたまり、還元強化を求める圧力は高まる一方だ。

  7月下旬の決算説明会に出席したコモンズ投信の伊井哲朗社長によると、「今まであまりなかった株主還元に関する質問が結構出た」と言う。キーエンスの前期(2025年3月期)営業利益率は51.9%と時価総額1000億円以上の国内製造業でトップ。利益の伸び率も高く、株主還元に対する関心はこれまで乏しかった。