「99%中国製」でニデックEVモーターに復活の兆し-トヨタも採用

  • イーアクスル、22年ごろから収益が悪化も構造改革で改善へ
  • モーター生産集約へ青島に新工場、中国離れの日本企業と一線画す

ニデックの電気自動車(EV)基幹部品事業に回復の兆しが見え始めている。一時は赤字に陥ったが、コスト競争力を磨き、今春にはトヨタ自動車の中国市場向け戦略車に部品が採用された。部品を構成する材料に至るまでほぼ完全な「中国製」を切り札に、激しい価格競争を勝ち抜こうとしている。

  「99%中国製の部品や材料で作っている」。岸田光哉社長は9日中国・青島でのインタビューで、トヨタに選ばれたニデック製品についてこう説明した。採用されたのは、「E-Axle(イーアクスル)」と呼ばれる駆動用モーターや減速機などを組み合わせた部品。中国製の部材のみでイーアクスルを作り上げるのは難易度が高いと岸田氏は強調する。