トヨタグループ「頂点」の不動産会社、豊田織買収主導で影響力増す

  • トヨタ不動産は非上場もグループ会社株1兆円超保有、会長は豊田氏
  • 豊田織の買収過程で株式の持ち合いは一部解消、残る部分に批判も

トヨタ自動車の源流に当たる豊田自動織機の買収を主導するのは一般にはあまり知られていないトヨタ不動産という非上場会社だ。自動車業界に詳しい専門家からはトヨタグループの「頂点」、「要石」とも評される同社には2つの顔がある。

  1つ目は名古屋のランドマークとも言われる高層ビル「ミッドランドスクエア」の運営などを行う不動産会社としての顔だ。そしてもう1つはトヨタの創業者、豊田喜一郎氏の孫である豊田章男氏が会長を務め、価値にして1兆円を超えるトヨタグループ各社の株式を保有する持ち株会社の顔で、豊田織買収に伴いその影響力は増す見通しだ。