公的年金でCIO新設相次ぐ、GPIF出身者の起用も-進む運用改革
- 債券8割で株や外国証券は外部委託の共済、偏った資産構成に変化も
- 運用力向上への意識と評価、収益積み上げへ手腕試される-専門家
公的年金や共済組合などアセットオーナーの間で最高投資責任者(CIO)に相当するポストの設置が相次いでいる。専門人材の不在で硬直化しがちだった運用の改善を促し、個々の基金の運用成果に格差が生まれる可能性もある。
独立行政法人の中小企業基盤整備機構は4月に「運用担当責任者」を新設した。初代責任者に世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)で基本ポートフォリオ策定に携わった経験のある山下隆氏を起用した。山下氏は約12兆円に上る資金を運用する小規模企業共済を担当する。