キオクシア上場に厳しい視線、NAND懸念で国産半導体復活の道険し

  • 短期カタリストに乏しい印象、業績変動も大きい-ニッセイAM
  • 上場時の時価総額は約7840億円、ベインらは18年に約2兆円で買収

キオクシアホールディングスは、世界をリードした経験もあるこれまでの実績と日本政府が強力に支援する国内半導体産業の復活の象徴として華々しく株式市場にデビューするはずだった。しかし、投資家からは足元の業況に冷ややかな視線が注がれ、事前の予想を覆し初値は厳しい結果となる可能性がある。

  キオクシアは日本を代表する総合電機メーカーだった東芝の半導体部門としてスマートフォンやデータセンターのサーバーに情報を保存するNAND型フラッシュメモリーを1980年代に発明し、量産化に成功したパイオニア企業だ。出資する米投資会社のベインキャピタルや韓国の半導体メーカーであるSKハイニックス、米半導体のウエスタンデジタルのほか、日本政府も巻き込んだ複雑で広範囲にわたる交渉の末、18日に東京証券取引所プライム市場に新規上場(IPO)する。