ヒトの卵子売買、国境越えたビジネスに肥大化-搾取と一獲千金の行方

  • インドの少女やアルゼンチンのモデル、ギリシャの母らを取材
  • 越境に関する規制が最低限の卵子取引、グレーやブラック市場広がる

ヒトの卵子は貴重な資源として売買されている。オープンな市場もあればグレーやブラックな市場もあり、グローバル取引の規模は数十億ドル超に上るとされる。取引は利益をもたらすが、人々が払う犠牲も計り知れない。

  卵子取引の実態を明らかにするために、われわれは卵子を売るよう誘われたインドの10代の少女や、アルゼンチン在住のファッションモデルで人気の高い卵子ドナー(提供者)、自身の卵子が盗まれたと警察から告げられたギリシャに住む母親、そして、米国でお金を稼ぐため自らを危険にさらす台湾の卵子ドナーらを追跡した。(文中敬称略)