日銀は今月利上げの必要性乏しいとの認識、今後は排除せず-関係者
- 足元まで経済・物価はオントラック、海外経済や金融市場に不透明感
- 物価見通しに大きな変化なし、24・25年度のリスク表現は修正議論も
日本銀行は、海外経済や金融市場の先行きが不透明な中で、今月の金融政策決定会合で追加利上げを急ぐ必要性は乏しいとの認識を強めている。物価情勢は2%目標の実現に向けて着実に前進しており、その後の追加利上げの可能性は排除されない状況という。複数の関係者への取材で分かった。
関係者によると、引き続き米中を中心とした海外経済の先行き不透明感は強いと日銀は認識しており、金融市場は8月の急変時と比べて落ち着いてきているものの、なお不安定な状況とみている。こうした不確実性がいつ解消するかを予測するのは難しく、会合ごとに検証する必要がある。30、31日の会合については、再び円安圧力が強まりつつある為替市場の動向やデータを見極めて判断するという。