第一三共COO、がん治療薬で優位性維持できる-中国企業が躍進も
- 技術や生産体制整備、一朝一夕でできず-次世代ADCの開発も進む
- 新たな治療薬候補の一部項目が評価未達も、研究方針に変更なし
第一三共の奥沢宏幸社長兼最高執行責任者(COO)はがん治療薬について、中国の製薬企業の躍進には注目しているが、第一三共が持つ創薬ノウハウや製造体制の整備は「一朝一夕にはできないものだ」として、優位性を維持できるとの見方を示した。
第一三共はがん細胞に標的を絞り、抗体に付加した薬物をがん細胞内に直接届ける抗体薬物複合体(ADC)の開発に力を入れる。奥沢氏は11日のインタビューで、同社の「DS-9606」と呼ばれる次世代ADC分野の治療薬候補について臨床データを発表したことを挙げ、メガファーマや中国などが「我々を追いかけてきているとは思うが、我々はその先を行く」と話した。