AIの電力需要で公益事業株に脚光、大型ハイテク銘柄に代わる存在に

  • ビストラ株は年初来で220%余り上昇、エヌビディアを上回る
  • コンステレーションは130%高、マイクロソフトへの電力供給で飛躍

テクノロジー業界の人工知能(AI)への注力が電力需要に拍車をかけている。公益事業銘柄のリターンを膨らませ、S&P500種株価指数の構成セクターに対する従来の認識が揺らいでいる。だが、ウォール街はこの動きがまだ続くとみている。

  AIのおかげで公益事業株は年初来で相場けん引役の一角となっているが、その中でも独立系電力会社ビストラコンステレーション・エナジーの株価はここ1カ月で飛躍的に上昇した。コンステレーションがマイクロソフトに原子力発電による電力を供給するという画期的な取引が要因だ。ビストラはヘッジファンド運営会社サード・ポイントのダニエル・ローブ氏の一押し銘柄で、AIに絡む潜在力が評価されており、株価は年初来で220%余り上昇。エヌビディアの165%高を上回り、S&P500種構成銘柄の首位となっている。