通貨オプションで長期円高派が増加、リスクリバーサル1年超ぶり水準

  • 日米金融政策の方向性の違い意識、円は7月上旬から一時12%上昇
  • 円高見通し増加が長期のリスクリバーサルに影響-スタンダードC

通貨オプション市場で長期的な円高を予想する取引が増えている。日本で金融緩和の調整が続く一方、米国が利下げ局面に入り、日米金利差が縮小していくとの見方が背景にある。長期の円買い需要の高まりは、一段と円高・ドル安が進む可能性を示唆している。

  1年後にドルを買って円を売る権利(コール)の需要とドルを売って円を買う権利(プット)の需要の差を示すリスクリバーサルは、8月上旬の円急騰時に付けた水準を下回り、2023年5月以来の水準までマイナス値が拡大した。リスクリバーサルは投資家の円相場に対する見方を反映しており、マイナス値は円買い需要がドル買い需要を上回っていることを示す。