3兆円の巨額通貨スワップ再開へ、関係改善の象徴に-日中財務対話
- 中国は周辺国と協調関係築き、米国との関係を有利にしたいとの見方
- 市場競争阻害する中国の国家資本主義に是正求めよ-日本総研の関氏
日中両政府は31日、北京で日中財務対話を開催する。日本円と人民元の通貨スワップ協定の再開に向けた協議を進め、関係改善の象徴と位置付ける。米中貿易摩擦の過熱を背景に、周辺国との距離を急速に縮める中国。一方で、日本は中国に次ぐ貿易相手国の米国を横目に難しい立ち回りが求められている。
日中通貨スワップについては、5月の首脳会談で協定締結のための作業を早期に完了させることで合意していた。有事に用いられる同スワップはアジア通貨危機後の2002年に開始後、尖閣諸島をめぐる両国関係の悪化を受け、13年に失効した。