巨鯨GPIFのESG投資に朗報、海外の先行事例は意外に健闘

  • 世界のESG指数は代表的な株価指標を上回る成績-最近3年間
  • 良いガバナンスは長期的な価値創造に重要-S&PDJI

年金界のクジラと称される世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株の運用で導入を目指しているESG(環境・社会・ガバナンス)投資。環境保護などの理念を重視する企業への投資は収益が低下するとみられがちだが、海外の先行事例を調べる限り、そうでもなさそうだ。

  ブルームバーグのデータによると、日本企業に特化したESG指数はまだ少ないが、世界中の企業を対象とするESG関連の運用指標は700本を超える。うちドル建てで構成銘柄が開示されている225指数の配当再投資込み収益率を、それぞれの時価総額で加重平均すると、最近3年間で年率6.6%。代表的な運用指標であるMSCI世界株価指数の5.6%を上回っている。