「しんにってつすみきん」と読みます-鉄の王者が渋谷でアピール
- 長引く景気停滞と合併による社名変更で認知度が低迷
- 認知度は人材確保に影響も、動画作成や振り仮名で浸透目指す
訪日外国人の観光スポットとしても知られる渋谷駅前のスクランブル交差点。目の前にそびえ立つファッションビルの壁面に、赤く溶けた鉄から火花が噴き出す工場の映像が映し出される。
「しんにってつすみきん、鉄を極める」。人々の波が押し寄せ、世界でも類を見ない通行人数を誇る交差点にアナウンスが鳴り響く。動画の広告を流しているのは国内トップの鉄鋼メーカー、新日鉄住金。ファッションの発信地として知られる渋谷の街は、重厚長大産業のイメージとは懸け離れている。同社が若い世代を対象に広告活動を行うのは近年、ある異変が起きているからだ。