モンロー宿泊の帝国ホテル、円高を懸念-会員制拡充で常連確保へ

  • 訪日客の消費頭打ちの中、インペリアルクラブが強みと定保社長
  • マリリン・モンローが宿泊、キアヌ・リーブスもお気に入り

日本を代表する高級ホテルを所有・運営する帝国ホテルでは訪日外国人(インバウンド)増大の追い風を受け、宿泊料金がバブル期に迫る水準へ上昇する中、英国の欧州連合(EU)離脱問題や円高、株安など、今後の事業環境に不透明感が出ている。外国人客を取り込みつつ、そこに過度に依存しない経営を進め、会員組織の拡充でリピーターなど顧客の安定確保を目指す。

  1890年に開業した帝国ホテルの定保英弥社長はブルームバーグに対し、「円高が続けば訪日外国人にブレーキがかかるのではないかと心配している」と述べた。株価下落も業界のマイナス要因とされており、「株価の上昇気流にブレーキがかかると富裕層の方がホテルを利用する頻度が少し下がる」と話した。宿泊しても従来のスイートルームからスタンダードルームへの変更などもあり得るという。