女性・子供の人命救助、時間的余裕ある時だけ-タイタニック実証研究
人命救助はまず「女性と子ども」か ら-。この美徳が実際に行動に移されるには、ストレス下で攻撃する か逃げるかの行動を引き起こす闘争・逃走反応を克服する時間ある時 に限られることが、沈没した客船「タイタニック」号と「ルシタニア」 号それぞれの惨事の研究で明らかになった。
両惨事の記録を分析した経済学者らによると、沈没するまで2時 間40分かかったタイタニック号の乗客は生き残ろうとする利己的な 反応を乗り越えるのに十分な時間があり、女性や子どもを助けた。し かし、18分で沈んでしまったルシタニア号では、われ先にという行動 が大半を占めた。研究結果は米国科学アカデミーの機関誌、米国科学 アカデミー紀要(PNAS、オンライン版)に1日、掲載された。