6月22日(ブルームバーグ):ネット経由でソフトウエアを提供する米セールスフォース・ドット・コムは22日、新規株式公開(IPO)により1億1000万ドル(約120億円)を市場から吸収した。調達した資金で競争力強化を図る。
同社は発行済み株式の10%に当たる1000万株を1株当たり11ドルで売却した。同社は6月初めに予定していたIPOを延期していた。米証券取引委員会(SEC)への届出書によると、当初は7.50-8.50ドルのレンジを想定していた。同社株は銘柄コード「CRM」でニューヨーク証券取引所に上場される。
セールスフォースは、インターネット上で顧客管理(CRM)ソフトを提供する。創業者のマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)はデータベース大手、米オラクルの出身で、1999年に同社を設立した。オラクルのラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)も初期の出資者の1人。
セールスフォースは、米銀のワコビアや複合大手の米ハネウェルなどを含め9800社の顧客企業で14万7000人のユーザーがいる。2-4月期の純利益は43万7000ドル、売上高は3480万ドルだった。
CRMソフト最大手の米シーベルもネット経由でソフトを提供している。調査会社IDCによると、ソフトウエア提供サービスの市場規模は2008年までに91億2000万ドルと2004年の39億1000万ドルから2倍以上に拡大するとみられている。
米モルガン・スタンレーがIPOの幹事を務め、ドイツ銀証券やスイスのUBSなどとともに770万ドルの手数料を得た。
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